BATICってどんな資格?簿記1級合格者が難易度について調べてみた
つい先日、管理人が受験生時代の友人と飲んでいた時のこと。「最近俺BATICの勉強してるんだ」ってその友人が言うんです。「BATIC?なにそれ??」って聞くと「簡単にいうなら英語でやる簿記のことだよ」って回答。
そもそもBATICってなに?概要について
気になったんでひと通り家帰って調べてみました。BATIC、正式名称を国債会計検定っていうらしいです。通称「英文簿記」とも言われるみたいですね。
BATICでは海外の会計について、具体的には米国会計基準、IFRSなどについて勉強します。米国会計基準は言うならばアメリカで使われている簿記のこと。アメリカの市場で認められている会計基準です。IFRSは全世界統一の基準をつくろうって流れの中設定された会計基準のことです。ヨーロッパを中心に広まってますね。
BATICの難易度って難しそう?いえいえそんなことありません!
そうなると、「アメリカやヨーロッパで使われてる会計基準をイチから学び直さなくちゃいけないのでは?」と思われるでしょうけど、そうではないんです!ほとんど日本基準と差がないので難しくありません。
今から始めようとされた方、ホッとしましたね笑 難易度に関して、簿記3級の範囲が40%、簿記2級が50%、残りの数%が簿記1級といった感じです。
また、全体の8割が日本基準とまったく同じ基準ですし同じような仕訳で構成されています。勘定項目をピックアップしてみると、現金なら「Cash」、売上なら「Sales」です。なので100円の商品を売り上げ、対価を現金で受け取ったという仕訳だと、
Cash | 100 | Sales | 100 |
といった感じです。
気になる受験生のレベルは?
上の取引ですと簿記で勉強した仕訳をそのまま翻訳しただけですね。ですので、簿記3級取得された方で英語が苦手でない方、また簿記2級を取得し、英語にも触れてみたい方が受験生であることが多いみたいです。
また外資系企業の転職希望の方や、USCPAというアメリカの公認会計士を目指してらっしゃる方が、前哨戦として腕試しのため受験される方も少数ですがいるみたいです。
ですので、受験生自体の頭のレベルも様々ですね。ただほとんどが簿記3級2級の知識ですので、日本語で勉強した簿記を英語でも使えるようにしたい!って方が一番標準的なレベルではないでしょうか?